昇進祝い・栄転祝いのお礼状では、自慢や得意気な文面にならないよう、謙虚な姿勢でお礼を述べることが大切です。
「昇進」「栄転」などの語句は自らを称える表現となるため、「転任」「着任」といった言葉を選ぶなど、一語一句に配慮した表現を心がけましょう。
また、過剰な表現だけでなく、「自分にこのような大役は・・・」「あなたの方が優れているのに」といったマイナス表現も、相手にとって嫌味になる場合がありますので注意が必要です。
謙虚な気持ちでこれまでお世話になったお礼と今後の抱負を述べ、着任後の変わらぬ指導やお付き合いを願う言葉を忘れずに書き伝えます。
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昇進・栄転祝いのお礼状@文例
文例1:元上司へ
謹啓 早秋の候、○○課長におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、このたびは私の転任に際し、温かい激励のお言葉とご厚志を頂き、誠にありがとうございました。
○○課長より賜りましたご指導ご鞭撻の数々を胸に、新任地におきましても、一意専心努力してまいる所存でございます。
今後とも、変わらぬご指導ご厚諠の程、よろしくお願い申し上げます。
末筆ながら○○課長のご健康と一層のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
まずは書中をもちまして御礼申し上げます。
謹白
令和○年○月○日
文例2:元同僚・知人へ
拝啓 春光うららかな季節を迎え、ますますご活躍のこととお喜び申し上げます。
さて、このたびは私の○○着任において、お心のこもったお言葉とお祝いをいただき、誠にありがとうございました。
おかげ様で、今月○日をもちまして、無事新しい職務に着任いたしました。新たな決意のもと、微力ながら誠心誠意努力してまいりたいと思っております。
これまでのご支援ご助力に心よりお礼申し上げますとともに、今後とも、よろしくご指導くださいますようお願い申し上げます。
略儀ながら、まずはお礼申し上げます。
敬具
令和○年○月○日
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