古希(古稀・こき)祝いとは、数え年で70歳を迎える方の長寿の祝いです。

長寿国となった現在の日本では、古希の頃から現役を引退される方も増え、本格的な長寿の祝いの始まりを、古希や、77歳の喜寿からとして祝うご家庭も増えています。

長寿として年齢を重ねていることを実感する頃ですから、年齢を感じさせるような表現は避け、その方の人柄や尊敬の念を表す、真心のこもったお祝いの手紙になるよう工夫しましょう。

今もなお若々しく、元気に活躍されていることに驚きを述べ、今後の健康を祈る言葉を書き添えて、老人扱いしない書き方を心がけます。

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古希祝いの手紙@文例

恩師・上司へ

謹啓 錦秋の候、○○様にはこのたび古稀の寿をお迎えとのこと、まことにおめでたく、謹んでお祝いを申し上げます。
 平均寿命が延びたとは申せ、今なおお元気でご活躍のご様子は、○○様の平素よりの鍛錬の賜物と、敬服いたしております。
 今後ともご自愛専一にて、末永くご長寿を重ねられますようお祈り申し上げます。
 略儀ながら、まずは書中をもちましてご祝詞申し上げます。

謹白 

令和○年○月○日

親へ

お母さん、古希のお祝いおめでとう。
 いつの間にかそんな年になっていたんだね。いつも朗らかで、趣味の浄瑠璃や朗読ボランティアなど活動的なお母さんだから、古希と聞いて驚いてしまいました。健康で素敵な人生を歩んでいるお母さんを見て、本当に嬉しく思います。
 これからも、笑い多き人生を歩み、誰よりも幸せでいられることを、心から祈っています。
 古希のお祝いと日頃の感謝の気持ちを込めて○○を贈ります。
 姉さん達とも相談して、○月頃に集まって盛大にお祝いしたいと予定しているので、楽しみにしていてください。
 常日ごろから本当にありがとう。どうかますますお元気で。

○○(署名)

令和○年○月○日

義親へ

拝啓 おぼろ月夜の美しいこの頃、皆様お変わりございませんか。
 こちらも皆、相変わらず元気で、毎日を穏やかに過ごしております。
 さて、お父さんには、めでたく古希をお迎えとのこと、おめでとうございます。
 お父さんの若々しさと日頃のご活躍ぶりからは、とても古希を迎えるように思えませんが、素敵なお年を歩まれている証拠かと、自分のことのように嬉しく思います。
 これからもどうかますますお元気で、めでたきお年を重ねられますようお祈りしています。
 五月の連休には帰省する予定です。○男や○美も、おじいちゃんの肩たたきをするのだと、とても楽しみにしていますので、家族そろって盛大にお祝いしましょう。
 日頃の感謝と敬意を込めて、まずはお祝いまで。

かしこ 

令和○年○月○日

祖父母へ

おばあちゃん、古希のお祝いおめでとう。
 いつも私たちのことを気にかけ、応援してくれて本当にありがとう。
 何歳になってもオシャレなおばあちゃんは私の憧れの存在です。
 どうかこれからもお体を大切に、いつまでも元気でいてください。
 おばあちゃんの優しい笑顔がますます輝き、幸福に満ちたステキな毎日を過ごせるように、心から祈っています。
 古希のお祝いに○○を贈りました。喜んでくれると嬉しいです。
 大好きなおばあちゃん、本当におめでとう。
 そしていつもありがとう。

○○(署名)

令和○年○月○日

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