縦書きの手紙の基本構成をご紹介します。
目上の人や改まった相手に手紙を書く場合、便箋は白無地の縦書きを使用することがマナーです。
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■前文
① 頭語
手紙の一番初めにくる挨拶で、末文の結語とセットで使います。
② 時候の挨拶
季節や天候に応じて、心情や季節感を現す言葉を頭語から1字あけて書き始めます。
③ 安否を尋ねる挨拶
相手の健康や安否を気遣う言葉を入れます。
自分の現況を知らせる言葉を添えます。
お世話になった方への感謝の言葉、ご無沙汰している事へのお詫びなどを付け加える場合もあります。
■主文
⑥ 起語
主文の冒頭に起語を置き、本文に入るための繋ぎとします。
⑦ 本文
改行位置や敬語の使い方、誤字・脱字に十分注意し、目的を明確にできるだけ簡潔に書き上げましょう。
■末文
⑧ 結びの挨拶
用件をとりまとめ、今後の健康や繁栄を祈る言葉を時候と絡めて書きます。
⑨ 結語
頭語とセットで使用します。
■後付け
⑩ 日付
縦書きの場合は漢数字で、年号を含めた日付を書きます。
⑪ 署名
差出人の名前を書きます。
⑫ 宛名
フルネームで、本文よりも大きめの文字で書きます。
宛名には必ず敬称をつけ、連名にする場合は必ずそれぞれの名前に敬称を付けます。
(脇付け)
現在ほとんど使用されることはありませんが、相手にいっそうの敬意を表す場合、宛名の脇(左下)に書き添えます。
■副文
⑬ 追加文
本文で書き忘れた用件の付け足しを「追伸」「二伸」などとして記します。
重なるイメージが失礼となる弔事、結婚、お見舞いなどの手紙や、目上の人に宛てる場合は、使用しないことがマナーで、副文は基本的に親しい人への手紙に使用します。
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