就職先紹介を依頼する手紙では、依頼する内容を明確に述べます。
希望する会社の採用担当者に引き合わせてほしいのか、口添えできる会社を紹介してほしいのか、就職に際して助言が欲しいのか、など、お願いしたい内容が具体的にわかる文面を心がけましょう。
特定の就職先への希望がない場合においても、「働ければどこでもよい」「おまかせします」といった投げやりな表現は避け、勤務地や職種など、最低限の条件を記載し、謙虚な気持ちで誠意ある書き方になるよう注意します。
また、面倒をかけることを気遣う言葉も忘れずに伝えましょう。
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就職先紹介の依頼状@文例
就職先紹介を依頼する -親から宛てる場合-
拝啓 立春の候、○○様にはお元気でご活躍のこととお喜び申し上げます。
さて、突然のお願いで誠に恐縮ですが、長男○○の就職のことでお力添えをいただきたくお便りを差し上げました。
長男○○は、この四月に△△大学△△学部を卒業する予定で、□□業界への就職を希望しております。就職活動も盛んに行っておりますが、就職状況も厳しいゆえ、未だ朗報が届いておりません。
つきましては、□□業界に広い人脈をお持ちの○○様に、どこかご紹介いただけないかと思い、失礼と重々承知しながらも筆を執った次第です。
在学中は、□□業界に関連したセミナーにも参加しており、現在も、□□□についての卒業論文を書くなど、積極的に研究しております。
非礼とは存じますが、まずは長男の履歴書を同封いたしましたので、何卒ご高覧の上、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。
敬具
令和○年○月○日
助言を依頼する -本人から宛てる場合-
拝啓 立夏の候、○○様にはお変わりなくお過ごしのことと拝察いたしております。
本日は、私が希望する就職先についてご相談申し上げたく、筆を執らせていただきました。
私は現在、△△大学△△学部に在籍中で、来春には大学卒業の見込みでおります。かねてより、○○様がいらっしゃる□□業界で働かせていただきたく、日々勉強を重ねてまいりました。
つきましては、□□業界でご活躍中の○○様に、□□□についてご助言をいただければ幸いと存じ、失礼を承知でお願い申し上げる次第です。
ご多忙中のところ恐縮ではございますが、お時間をいただけませんでしょうか。
履歴書を同封致しましたので、お目通しの上、ご助言いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
改めてご連絡を差し上げますが、まずは書中にてお願い申し上げます。
敬具
令和○年○月○日
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