年中行事とは、毎年決まった時期に行われる行事のことです。

ここでは、日本の主な年中行事をご紹介します。

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表の色分けについては、下記を参照してください。

国民の祝日
国民の祝日に関する法律により定められ、これが日曜日に当たる場合はその日後に最も近い「国民の祝日でない日」が休日となる

二十四節気
季節の推移の目安として1年を24等分し、その区切り毎に季節にちなんだ名前をつけたもの

雑節
季節の推移をより的確に表すために二十四節気に補足され、主に農業や生活の目安とされる

1月(睦月)
1日 元日、元旦 1月1日を元日と呼び、元日の朝のことを元旦と呼ぶ
5日頃 小寒 冬至後15日目から立春までの30日間の「寒」のうち、寒さが次第に厳しくなる前半15日間をさす
寒の入り 「寒」に入る初日のこと
7日 人日の節句
(七草)
七草の節句とも呼ばれ、七草粥を食べて一年間の無病息災を願う
11日 鏡開き 正月に年神様に供えた鏡餅を木槌などで割り開き、今年一年の無病息災を願いながら食す
第2月曜日 成人の日 20歳の若者に成年としての社会的責任を負う「大人」であることを自覚させ、自立を祝い励ます
15日 小正月 太陽暦(新暦)が用いられる以前の旧暦では、一年のうち最初に満月となるこの日が正月とされていた
20日頃 大寒 冬至後15日目から立春までの30日間の「寒」のうち、寒さが最も厳しくなる後半15日間をさす
2月(如月)
1日 旧正月 旧暦の正月
3日頃 節分 本来の節分は季節の変り目である立春・立夏・立秋・立冬の前日を指したが、現在では立春の前日を節分と言い、豆まきをはじめとする儀式で邪気を祓い無病息災を願う
4日頃 立春 春の気配が立つころ
6日頃 初午 立春後、最初に来る午の日。各地方の稲荷神社で初午祭が行われる
8日 針供養 折れ針や古い針を柔らかい豆腐やこんにゃくに刺して、近くの神社に納め、供養する
11日 建国記念の日 神武天皇(初代天皇)が即位したとされる日。かつては「紀元節」であったが、戦後より「建国記念の日」として改めて国民の祝日に制定された
14日 バレンタインデー 元々は海外のイベント。日本では、女性から男性へチョコレート菓子をプレゼントとして贈る習慣ができている
19日頃 雨水 暖かさに雪が雨へと変わり、雪解けと共に春の兆しが訪れるころ
23日 天皇誕生日 現在の天皇の誕生日を祝う日
3月(弥生)
3日 上巳の節句
(桃の節句)
上巳は元々旧暦で3月最初の巳の日であったが、後に3月3日となった。桃の花が咲く季節であることから「桃の節句」とも言われ、現代では女児の健やかな成長と厄除けを祈願する行事として祝われる
6日頃 啓蟄 冬の間、地中で冬眠していた虫たちが春の気配を感じ地上へ這い出してくるころ
18日頃 彼岸入り 春分を挟み前後3日間を「春彼岸」と言い、その初日を彼岸入りと言う
21日頃 春分の日春分 自然をたたえ生物をいつくしむ日とされる国民の祝日
春分に最も近い戊の日 社日(春社) 土の神を祀り、豊作を祈願する
24日頃 彼岸明け 春分を挟み前後3日間を「春彼岸」と言い、その終日を彼岸明けと言う
4月(卯月)
1日 エイプリルフール 1年に一度だけ、害のない嘘をついても良いとされる日
5日頃 清明 草木が芽吹き、清らかで明るく美しいころ
8日 花祭り お釈迦様の誕生日。「灌仏会」「仏生会」「降誕会」の他さまざまな呼び方があり、釈迦誕生仏像に甘茶をかけて祝う仏事
20日頃 穀雨 穀物の成長を育む恵みの雨
29日 昭和の日
(旧みどりの日)
昭和天皇の誕生日であるこの日は「天皇誕生日」という祝日であったが、年号改定後「みどりの日」となる。現在は「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」という趣旨の祝日
5月(皐月)
2日頃 八十八夜 立春から数えて88日目。遅霜も終わり安定した天候となる目安とされ、茶摘・種蒔きに適したころ
3日 憲法記念日 「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ことを趣旨とした国民の祝日
4日 みどりの日 「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む」ことを趣旨とした国民の祝日
5日頃 こどもの日 「子供の人格を重んじ、子供の幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨とした国民の祝日
端午の節句 男児の健やかな成長を祈願し、こいのぼりや五月人形を飾って祝う
6日頃 立夏 夏の気配が立つころ
第2日曜日 母の日 母親へ日頃の感謝の気持ちを込めてカーネーションをはじめとするプレゼントを贈ることが一般的
21日頃 小満 万物が次第に成長して満ち始めるころ
6月(水無月)
6日頃 芒種 芒のある穀物(稲や麦など)の種を蒔く頃
10日 時の記念日 時間の大切さをかみしめる日
11日頃 入梅 立春から数えて135日目で、梅雨の季節に入るころ。実際の「梅雨入り」とは異なる
第3日曜日 父の日 父親へ日頃の感謝の気持ちを込めて、父の日の象徴である「黄色いバラ」をはじめとするプレゼントを贈ることが一般的
21日頃 夏至 一年の間で最も昼が長く夜が短い日

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7月(文月)
1日 山開き、海開き かつて信仰行事であった登山は夏の一定期間を除き禁止であった。この一定期間の解禁日を「山開き」と呼んだが、現在では夏山登山の安全祈願として行われている。海開きは、海水浴の設備が整い一般に公開すること
2日頃 半夏生 夏至から数えて11日目。半夏(カラスビシャク)という薬草が生えるころ
7日 七夕 年に一度だけ彦星と織姫が出逢うことのできる日。願い事を書いた短冊を笹の葉につるして飾る
7日頃 小暑 梅雨明け間近となり、本格的な暑さに向かうころ
第3月曜日 海の日 「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨とした国民の祝日
20日頃 土用 年に4回ある土用の中でも「土用の丑の日」として知られる夏の土用にウナギを食べる習慣がある
23日頃 大暑 1年で最も暑さの厳しいころ
7月中旬~8月上旬 三伏 夏至後の第3の庚の日を初伏、第4の庚の日を中伏、立秋後の最初の庚の日を末伏といい、その総称を三伏という。暑い盛りの時期。
8月(葉月)
6日 広島原爆の日 昭和20年8月6日(第二次世界大戦末期)に、アメリカ合衆国により投下された原子爆弾が広島市を壊滅
8日頃 立秋 秋の気配が立つころ
9日 長崎原爆の日 昭和20年8月9日(第二次世界大戦末期)に、アメリカ合衆国により投下された原子爆弾が長崎市を壊滅
11日 山の日 「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨とした国民の祝日
15日 旧盆、終戦記念日 太平洋戦争の終結したこの日を「終戦記念日」とし、全国戦没者追悼式が行われる
23日頃 処暑 厳しい暑さが峠を越えおさまるころ
9月(長月)
1日頃 二百十日 立春から数えて210日目。台風の多いころ
8日頃 白露 秋色が濃くなり、冷気とともに草木に白露が宿るころ
9日 重陽の節句 中国の重日思想で、縁起の良い奇数(陽数)の極である9が重なることから「重陽」と呼ばれる。酒に菊の花を浸した「菊酒」を飲んで厄を祓い長寿を祈願したことから「菊の節句」ともいう
10日頃 二百二十日 立春から数えて220日目。二百十日以上に台風襲来の多いころ
第3月曜日 敬老の日 「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨とした国民の祝日
20日頃 彼岸入り 秋分を挟み前後3日間を「秋彼岸」と言い、その初日を彼岸入りと言う
23日頃 秋分の日秋分 「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ」ことを趣旨とした国民の祝日
秋分に最も近い戊の日 社日(秋社) 土の神を祀り、その年の収獲に感謝し祝う
26日頃 彼岸明け 秋分を挟み前後3日間を「秋彼岸」と言い、その終日を彼岸明けと言う
10月(神無月)
第2月曜日 スポーツの日
(旧:体育の日)
「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」ことを趣旨とした国民の祝日
8日頃 寒露 草木に宿る露が冷気によって凍りそうになるほど冷え込むころ
23日頃 霜降 秋も過ぎ去り初霧が降り始めるころ
31日 ハロウィン 海外のイベント。万聖節の前夜祭で日本で言うお盆のこと。仮装した子供達が「お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!」」と唱えながら近所の家を訪問する。かぼちゃをくり抜き中にろうそくを灯した「ジャック・オウ・ランタン」が有名。
11月(霜月)
3日 文化の日 「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨とした国民の祝日
7日頃 立冬 冬の気配が立つころ
15日 七五三 男の子は5歳、女の子は3歳と7歳に、子供の成長を感謝し厄払いと今後の健やかな成長を願って神社に参拝する行事
22日頃 小雪 僅かながら雪が降り始めるころ
23日 勤労感謝の日 「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」ことを趣旨とした国民の祝日
酉の日 酉の市 11月の酉の日に浅草の酉の寺や各地の鷲神社、大鳥神社で催される行事で開運招福・商売繁盛を願う。酉の日は12日に1回巡ってくる為、2回の年と3回の年があり、3回ある年は火事が多いといわれてる。縁起熊手が有名
12月(師走)
7日頃 大雪 雪が激しく降り始め、本格的な寒さが訪れるころ
22日頃 冬至 一年の間で最も昼が短く夜が長い日
25日 クリスマス イエス・キリストの生誕を祝う日。街中がイルミネーションで飾られ、家族や恋人、友人といった大切な人とプレゼントを交換したり、パーティを開いたりすることが習慣となっている
31日 大晦日 一年で最後の日。縁起をかついで年越し蕎麦を食べる習慣がある

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