縁談を断る手紙では、相手を非難するような内容は決して書かないよう、自分の都合で断らざるを得ないと表現するのが礼儀です。
出会いの機会を提供してくださった相手の好意に対するお礼を必ず述べ、期待に応えられないことを詫びる一文を書き添えましょう。
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縁談の断り@文例
文例1:お見合いをする前に断る場合
拝啓 花便りも伝わる今日この頃、○○様にはお変わりなくお過ごしのことと拝察いたしております。
先日は、お見合いのお話をいただき、誠にありがとうございました。
先様は、誠実でご立派な方であるとのこと、このような素晴らしいお話をいただき、心より感謝いたしております。
しかし、今回のお見合いは遠慮させていただけないでしょうか。
○○様のご紹介ですので、大変素晴らしいお相手とは存じますが、私はまだまだ社会人としても未熟ゆえ、しばらくは今の仕事に専念し、自己啓発に努めたいと考えております。
このような私のわがままと非礼をお許しいただき、何卒ご理解いただきたくお願い申し上げます。
まずは、お詫びかたがたご返事申し上げます。
敬具
令和○年○月○日
文例2:お見合い後に断る場合
拝啓 爽やかな好季節、○○様にはお元気でご活躍のことと存じます。
先日は、結構なご縁談のお話をいただき、誠にありがとうございました。しかしながら、今回のお話は遠慮させていただけませんでしょうか。
ご紹介頂きました通り、□□様は大変ご立派で素敵な方だとお見受けいたしましたが、お話をさせていただいた際、結婚後の意向にいくつかの相違点がございました。
私のわがままで誠に心苦しく存じますが、ご理解の上、何卒ご寛容賜り、先様にはよろしくお取り計らい下さいますよう、お願い申し上げます。
このたびの非礼をお許しいただき、今後とも変わらぬご指導ご厚情の程、よろしくお願い申し上げます。
まずは書中にて、お詫びかたがたご返事申し上げます。
敬具
令和○年○月○日
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