縁談の依頼をする手紙は、相手に依頼したい理由と、依頼する側の経歴や人柄などを述べ、失礼のない誠実な姿勢を示します。

条件がある場合は、丁寧で柔らかい表現を用いて伝え、条件ばかりが目立った文面にならないよう注意しましょう。

受け取る側の気持ちになり、快く引き受けてもらえるよう配慮することが大切です。

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縁談の依頼状@文例

文例1:子供の縁談を依頼する場合

拝啓 爽やかな初夏を迎え、○○様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
 さて、このたびは長男○○の縁談について、お願いを申し上げたく筆を執らせていただきました。
 ○○は、△△大学を卒業後、株式会社□□へ勤務し○年になり、今年で○○歳を迎えました。ようやく結婚を落ち着いて考えられるゆとりも出てきた様ではございますが、男性ばかりの職場ゆえ、なかなか良縁に恵まれません。
 そこで、交際範囲が広く、周囲からの信頼も厚い○○様に、どなたかよい方をご紹介いただければと思い、お便りを差し上げた次第です。
 明るく誠実な方であれば幸いに存じます。
 誠に勝手なお願いではございますが、何卒よろしくご高配のほど、お願い申し上げます。
 後日、○○ともども改めてお伺いしたく存じますが、まずは書中にてお願い申し上げます。

敬具 

令和○年○月○日

文例2:本人が縁談を依頼する場合

拝啓 秋涼のみぎり、○○様にはその後お元気でお過ごしのことと存じます。
 本日は折り入ってお願いしたい事があり、筆を執らせていただきました。
 私は仕事柄、なかなか女性と知り合う機会に恵まれないまま今年で○○歳を迎えてしまいましたが、ようやく家庭を築くゆとりも出てまいりました。
 そこで、お顔の広く周囲からの信頼も厚い○○様に、どなたか素敵な女性を紹介していただけないかと思い、厚かましくもお願い申し上げる次第です。
 健康で明るく、子供の好きな女性が希望ですが、どなたかお心当たりがございましたら、ぜひご紹介いただけないでしょうか。
 ご多忙中のところ恐縮ではございますが、よろしくご高配を賜りますよう、お願い申し上げます。
 後日、履歴書と写真を持ってご挨拶に伺いたいと存じますが、まずは書中をもちましてお願い申し上げます。

敬具 

令和○年○月○日

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